27宿星を眺めるー①昴宿

皆さま こんにちは。

宿曜の27宿について書いていきます。

先ず、28宿星をどれから数えるのか?

インド占星術では、黄道座標の出発点である牡羊座の初点と一致した婁宿が

1番に振り付けられていますが、

28宿が成立した時代には、牡牛座の主星とされる昴宿が春分点の近くに有ったとされ、昴宿を1番に数えたようである。

また、仏教では昴宿畢宿嘴宿参宿井宿鬼宿柳宿の七星を東方に配する故とされています。


羊宮に一足、牛宮に三足。

剛柔宿とされ、外面が剛なら内面は柔。内面が剛なれば外面は柔の2つのタイプありとされる。

羊宮は忍耐強く、牛宮は人々から敬愛される資質を備えているとされている。


昴宿は、形は剃刀の姿で火神なり、

日蔵経に、虚空を常行して四天下を歴る(めぐる),常に善事を作して我らを饒益

する。

摩登伽経には、形は散華の如し。

花皿から花片を推落する状態に似ているとされる。

「此宿生人、法合念善、足男女、勤学問、有容儀、

性合慳澁、足詞辯」

男女多くは、善を念ずるに合す。

苦境に遭遇したり、トラブルに見舞われても不思議と目上の人や配偶者親戚

友人、その他の関係者からの思わぬ援助が差し伸べられるとされて、

生まれながらに先祖代々の積善の加護受け他力を授かる点は二七宿中の屈指の

吉祥星とされている。


多くは学問芸術を好み智慧も有り、

突っ慳貪な無慈悲、物惜しみ、しみったれと言うよりは時にはグズグズ躊躇する優柔不断の面が出る場合も。

我が信ずる生き方にあくまでも忠実な人もおり、世間の批判を気にせず、

行動は周りから見て偏屈で異様に映ることも。

顔貌や身体が端正、言語や挙動が乱れず品行方正なり、

言語は良く調い弁舌雄弁とある。

従って、仏学からこれらの良い特性が逆にならぬよう活かして行く行動が

必要となるでしょう。


昴宿の一部の人を紹介しますと。

昴宿らしさが表れていると言われる谷崎潤一郎氏「痴人の愛」「細雪」などの

小説が映画化され話題となりましたが、自分の生きざまを貫き恋多き人でしたね。

歴史小説の「真田幸村」「徳川太平記」の柴田錬三郎氏

「眠狂四郎」は映画で良く観たものでした。

これで、歳の頃が想像されるでしょうが!

巨人軍監督で九連覇の川上哲治氏、

津軽三味線の宮城道男氏、俳優の鶴田浩二さん、アランドロンさん、

アニメの宮崎駿氏、ベッキーさん、綾瀬はるかさん、安達祐実さん

押尾学さん。

密教占星術 星曼荼羅の話

ご訪問頂きありがとうございます。 弘法大師空海が唐より持ち帰った宿曜経の世界、星たちのことを 実際の天体の日月水金火木土の七曜星の12宮と28宿への巡行による 密教占星術を通して、実例や私自身の実占例を交えながら紹介して行きたいと思います。 併せて、観音経や光明真言などについての実践体験のスピリチュアルなことも 時々、独り言をして参ります。

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