宿曜経の伝来と仏教的意義について

宿曜経伝来の概略

宿曜経の「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

日本への伝来はご存じの通り、弘法大師空海が唐より

請来したものですが

インド天文学と占星術を研究家の

矢野道雄氏が著書の「密教占星術 宿曜道とインド占星術」で

大きな流れとして上図の様に紹介されていますのでお借りしました。


以下は私の補足追記です。

ヘレニズムとは

アレクサンドロス大王の東方遠征による古代オリエントと

ギリシア文化との融合した「ギリシア風文化」で

紀元前323年~紀元前30年間迄の300年間とされている。

仏法には、ご存じのように顕教と密教の2つの教門が有りますが

顕教では、本来「占いは邪道」として認めていないようですが

宿曜経は密教の立場から説かれた経である為、

「世の中の出来事は皆仏の為すこと」とされており

仏教は三世因果の法を説き、現世で遭遇する現象応果は

前世での身口意の三業に因るものと説かれています。

釈尊や弘法大師が「自ら作りし業は仏も救い難し」と言われたように

自らの業因は自らが乗り越えなければならないことを教えているのものです。

インド占星術も因果応報を根本として体系化された占星術となっています。

従って、今世での現象を良く認識して自らの良い資質を伸ばすように努力し、

悪い資質を直すようにすることで人生を良い方向に変えて行くには

どう行動して行けば良いか?~

これは、前世の因縁を今世で果たす課題として来因宮が示される

仏学と言われています欽天四化紫微斗数に共通しますね。

宿曜経の成立過程

史瑶 筆受初訳=759年宿曜経下巻

インド占星術を不空三蔵が翻訳~  揚景風 改訳=764年宿曜経上巻

             紀元764年漢文の宿曜経完成

    大蔵経 の宿曜経上・下巻


*2人の近代 宿曜経研究の大家

共に高野山大学教授の

岩原諦信師(1863~1965)の「光の宗教 宿曜経」

森田龍僊師(1879~1947)の「密教占星法」全2巻

その他

「通俗宿曜二十八宿奥義伝」の岡崎儀八郎氏

現代的な宿曜占術ブームを起こした小峰有美子氏。

師匠の井関天海氏は、2・26事件を予見。

以降、七曜星、28宿を紹介して参ります。



宿曜経伝来の概略

宿曜経の「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」

日本への伝来はご存じの通り、弘法大師空海が唐より

請来したものですが

インド天文学と占星術を研究家の

矢野道雄氏が著書の「密教占星術 宿曜道とインド占星術」で

大きな流れとして下図の様に紹介されていますのでお借りしました。

以下は私の補足追記です。

ヘレニズムとは

アレクサンドロス大王の東方遠征による古代オリエントと

ギリシア文化との融合した「ギリシア風文化」で

紀元前323年~紀元前30年間迄の300年間とされている。

仏法には、ご存じのように顕教と密教の2つの教門が有りますが

顕教では、本来「占いは邪道」として認めていないようですが

宿曜経は密教の立場から説かれた経である為、

「世の中の出来事は皆仏の為すこと」とされており

仏教は三世因果の法を説き、現世で遭遇する現象応果は

前世での身口意の三業に因るものと説かれています。

釈尊や弘法大師が「自ら作りし業は仏も救い難し」と言われたように

自らの業因は自らが乗り越えなければならないことを教えているのものです。

インド占星術も因果応報を根本として体系化された占星術となっています。

従って、今世での現象を良く認識して自らの良い資質を伸ばすように努力し、

悪い資質を直すようにすることで人生を良い方向に変えて行くには

どう行動して行けば良いか?~

これは、前世の因縁を今世で果たす課題として来因宮が示される

仏学と言われています欽天四化紫微斗数に共通しますね。

宿曜経の成立過程

史瑶 筆受初訳=759年宿曜経下巻

インド占星術を不空三蔵が翻訳~  揚景風 改訳=764年宿曜経上巻

             紀元764年漢文の宿曜経完成

    大蔵経

   宿曜経上・下巻

*2人の近代 宿曜経研究の大家

共に高野山大学教授の

岩原諦信師(1863~1965)の「光の宗教 宿曜経」

森田龍僊師(1879~1947)の「密教占星法」全2巻

その他

「通俗宿曜二十八宿奥義伝」の岡崎儀八郎氏

現代的な宿曜占術ブームを起こした小峰有美子氏。

師匠の井関天海氏は、2・26事件を予見。

以降、七曜星、27宿について書いていきます。


密教占星術 星曼荼羅の話

ご訪問頂きありがとうございます。 弘法大師空海が唐より持ち帰った宿曜経の世界、星たちのことを 実際の天体の日月水金火木土の七曜星の12宮と28宿への巡行による 密教占星術を通して、実例や私自身の実占例を交えながら紹介して行きたいと思います。 併せて、観音経や光明真言などについての実践体験のスピリチュアルなことも 時々、独り言をして参ります。

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